投資は長期間やることで、大きな大きな利益を狙える可能性が高まります。そのような私たちのインスタ情報に一早く気づいて、つみたてNISAを始めた人は多いです!

「つみたてNISAを無事はじめられたけど、老後の資金がまだ不安」
「つみたてNISAは老後に使う予定じゃないから、iDeCoにも興味がある!」
「つみたてNISAで投資してるけど、自分には本当はiDeCoの方が合っているのではないか?」
このような、つみたてNISAとiDeCoに関するさまざまな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?

今回は、つみたてNISAとiDeCoとの違い、iDeCoの特徴や、iDeCoが向いている人などを紹介します。
今回の内容を参考にして、ぜひ積み立てNISA以外の投資にもチャレンジしてみてください。
この記事を読むメリット
- つみたてNISAとiDeCoの違いが分かる
- iDeCoの特徴やメリットを把握できる
- 積み立てNISA・iDeCoそれぞれに向いている人のタイプが分かる
もくじ
iDeCとは?老後資金を考える40代以降で収入が安定している人におすすめ
iDeCoとは、個人型確定拠出年金のことを言います。
簡単に説明すると、自分のためのオリジナル年金をつくる制度です。
メモ
- Individual-type = 個人型
- Defined = 確定
- Contribution = 拠出
- pension plan = 年金
iDeCoの概要
iDeCoは、無理のない範囲内で、自分で事前に決めた確定額(月々投資する額)を積み立てていくシステム。

iDeCoの簡単な概要
- 運用成績によて将来的な受取額が変わる
- 投資がうまくいくほど老後の受取額は増える
- 国が推奨する「自分で年金に代わる資金を用意する制度」
つみたてNISAとの違いは、「掛金が全額所得控除」の対象になる点。また、所得税と住民税の節税効果が得られる点もiDeCoとの違いとして挙げられます。
老後資金は準備しないと本当に厳しい時代がくる
iDeCoは、国が用意した自分専用の年金制度です。

参考
少子高齢問題で、国が提供している既存の年金だけでは、国民全員の老後をサポートしきれない。だから、今後はiDeCoやつみたてNISAなどの制度を開始するから、自分の年金は自分で用意しましょう。
今後は、年金だけで老後の生活を乗り切るのは非常に難しいと言われています。
なお、年金の平均受給額は以下のとおりです。
- 国民年金の平均受給額 : 約56,00円/月
- 厚生年金の平均受給額 : 約146,000円/月
※国民年金を含む額 - 老後の夫婦の標準的な生活費:約264,000円/月

引用元:https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00070/061800001/?P=2

「でも退職金でなんとかなるんじゃ!」って思う人もいますよね。しかし、衝撃のデータが…。
1997年に平均3,203万円だった退職金が2017年には平均1,997万円になっており、3~4割程度も減少しているんです。

そのような状態で、毎年・毎月・毎日、お金を心配しながら生活していくのは、精神的にとても大変です。
投資は、早いタイミングではじめる分だけ、資金が増えていく可能性も高まるので、早く将来の資金を準備したい人は、ぜひ"つみたてNISA"や"iDeCo"をやってください!
老後資金の問題を解決してくれるiDeCoのメリット
iDeCo最大の特徴・メリットは「節税」できる点です。
iDeCoのポイント
- 運用利益がすべて非課税の対象
- 「住民税」と「所得税」が軽減できる
- 退職金や年金として税金控除が適応できる
iDeCoは、収入が大きい人ほど節税できる金額も大きくなるほか、原則60歳になるまで資金を引き出せないため、強制的に老後資金を貯めることができます。

例として年収500万円で、40歳の会社員の人(企業年金は未加入)が毎月2.3万円(上限)を積立したときの控除額を見てみましょう!


自分の所得だとどのくらい税金がお得になるか?気になる人は、ぜひ以下のiDeCo公式サイトを参考にしてみてください。
iDeCoのデメリット
続いてはiDeCoのデメリット面です。
自分に合っている投資を選ばないと、継続できなかったり、場合によっては損をしたりする可能性もあるので、十分に注意しましょう。
iDeCoのポイント
- iDeCoをはじめると60歳まで引き出しができない
- 積立金が0円でも事務手続きなどの手数料が発生する
- 満期後の受け取りタイミングや受け取り方法で税金が変わる

iDeCoに向いている人・向いていない人の特徴
簡単に説明すると、
- 資金に余裕のある人・安定した収入がある人はiDeCoに向いている
- 資金に余裕のない人・安定した収入がない人はiDeCoに向いていない
iDeCo最大のメリットは「節税効果」。
最大のデメリットは「長期間、資金を引き出せない・拘束される」。
これらを考慮して、それぞれを詳しくみていきましょう。
iDeCoに向いている人
- 「日々の生活・資金などに余裕のある」フリーランス・自営業者
- 「安定した収入が保証されている」会社員・公務員など

だから、10年〜20年の長期投資が基本のiDeCoは、長期間安定した収入が見込める会社員にもおすすめ。そのほか、浪費癖のある人にも、iDeCoの60歳まで資金拘束する仕組みは効果的です。

iDeCoに向いていない人
- 自営業・フリーランスで収入が安定していない人
- つみたてNISAで十分な額を運用できている人
- 所得税・住民税などを払っていない専業主婦・主夫
など
iDeCo最大のメリットである、節税効果を期待できない専業主婦さんは、iDeCoをやっても、大きな効果はあまり期待できないでしょう。
iDeCoを始めるのにおすすめの証券会社とおすすめの銘柄
iDeCoで投資をする場合は、とにかく手数料の安い証券会社であるSBI証券がおすすめです。
投資で唯一、自分でコントロール可能な部分が、手数料です。利益部分は予想はできますが、コントロールは不可能。なので、投資を始めるときには、とにかく手数料の安いところを選ぶようにしましょう。
SBI証券の特徴
- 手数料が安い
- 取引画面のデザイン性が見やすいので操作に困らない
- はるあきおすすめのeMAXIS Slimシリーズに投資できる
- Tポイントが貯まる
- 外国株の銘柄をたくさん取りあつかっている
iDeCoを始めるのにおすすめの銘柄
- eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)


投資先で困ったら、世界中への投資か、または世界一の経済大国・アメリカのトップ500社に投資すれば、15年以上の投資で損失を出したことはないんです。
iDeCoで一番お得な受け取り方は?
iDeCoは、運用中は非課税ですが、受取時には税金がかかる可能性があります。

正直、定年が見えてきたころにしか、受取額や退職所得控除額がわからないので、まだ定年が先の人は考えなくてOKです。
iDeCoの受け取り方はこの3種類です。
- 分割して年金として受け取る
- 一括で一時金として受け取る
- 年金と一時金の併用して受け取る
どの受け取り方が一番お得なのかは人によります。ここでは、ざっくりと傾向を伝えますね!
年金での受け取りがおすすめの人
iDeCoを年金で受け取るのがおすすめなのは、
・会社の退職金やiDeCoの一時金が退職所得控除を大幅に超えてしまう人
です。退職金が一般的な企業よりもかなり大きくなりそうな人は、退職所得控除額とiDeCoで出る利益を計算してみてみましょう。
一時金での受け取りがおすすめな人
iDeCoを一時金で受け取るのがおすすめなのは、
・退職金が少ない会社員や、退職金がない自営業の人
です。退職金が少ない会社員は、退職所得控除で所得を大きくを減らせるので、税負担がほぼなくなる可能性もあります。

iDeCoを受け取るのに必要な情報は、
- iDeCoの受取額
- 加入年数
- 公的年金の受給額
- 勤続年数
- 勤務先からの退職金の有無
など
とはいえ、受取はその時が近づかないと見えてこないので、まずは考え込まずに始めることを優先しましょう!
まとめ
iDeCoは、月々の収入が安定している会社員や、現在の資産状況、日々の生活に余裕のある人におすすめの制度です。

原則60歳まで引き出せないので、ある程度は資金に余裕があって老後の資金を準備したい人や、散財癖のある人はぜひ、iDeCoで自分年金を用意しておきましょう!
逆に、収入が低かったり、安定的な収入がない人は、iDeCoで損をする可能性もあるので、注意も必要です。
ポイント
<おすすめの証券口座>
- iDeCoをはじめるなら、手数料の安い「SBI証券」での口座開設がおすすめ!
<おすすめの銘柄>
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
