アメリカ 世界の国々

アメリカはなぜ世界の覇権を取れたのか解説【1分地政学】

アメリカって私が生まれてからはずっと世界で一番の国で他の国に介入したがるっていうイメージがあるけど、いつからそうなったんだろう?

でも今は大統領がアメリカを第一に考える政策をとってるし、少しずつアメリカの考え方も変わってきたのかなぁ~

今回はこんな疑問をもつ女子高生に、アメリカが世界一になるまでの経緯と、アメリカという国の性質を地政学の面からわかりやすく解説していきます。

アメリカは世界一大きな「島国」

皆さん、アメリカを島だと考えたことはありますか?大きすぎてほぼ大陸なんですが、地理学上アメリカは太平洋と大西洋に囲まれた島国です。これはアメリカの地政学的な最大の特徴と言えます。

この島国であり、さらにヨーロッパ各国やロシアとも距離があるため、他国から攻撃がされにくかったのがアメリカの大きな特徴です。現在では航空機がかなり発達しているので、20世紀前半ほどこの地の利を活かせはしませんが、それでもかなりのメリットがあります。

本土を防衛をする必要性がヨーロッパ諸国よりも低かったため、民主主義を発達させる余裕がありました。これは同じ島国のイギリスも同様でした。逆にドイツやフランスのように他国と隣接し、いつ攻められておかしくないという地理的条件の国は防衛のための対策もしっかりとする必要がありました。かつ国民を絶対的な権力者が統治することも重要であったため、民主化の動きはアメリカやイギリスよりも遅かったです。

地政学的にはアメリカのような島国は、自国第一主義にも介入主義にもあります。自国内での問題が大きく外交に目を向けていられない場合には、海は敵国から身を守るための防波堤として意識され、自国第一主義となります。(トランプ大統領がよく言っていたアメリカファーストですね)

逆に世界に打って出るための手段として認識されるときには、介入主義として現れてきます。中東にあれこれ言うときはまさにこれですね。(この分野に関して現大統領は成果を上げていると思います)

シーパワーで各国を支配下に

アメリカが世界有数のシーパワー国家となった経緯を見ていきましょう。

アメリカが西欧諸国からの独立を達成し、1890年には西武の開拓を終えて完全な「島国」となった後、次の標的はカリブ海と太平洋への進出でした。

まずハワイ王国を1898年に50番目の州として併合します。次に東アジアとカリブ諸国の植民地獲得を目指してスペインに対して戦争を仕掛けて、これに勝利しました。この勝利により、スペインからフィリピン、グアム、プエルトリコを獲得します。また、この戦争の結果を受けて独立したキューバを保護国として実質傘下に入れます。

またカリブ海では「棍棒外交」と呼ばれる静かな態度で交渉にあたるが、武力をチラつかせて脅し、経済的・政治的な支配下に置くという外交を行いました。

この結果、ドミニカ・ジャマイカ・パナマ・ベネズエラも支配下に置くことに成功します。1903年に独立させたパナマには運河を建設を着工させ、1914年にパナマ運河を完成させました。

このように西部開拓完了からわずか20~30年の間で次々と東アジアとカリブ諸国を支配下におき、世界の覇権へと近づいていったのです。

極めつけが第二次世界大戦

そして各国を支配下に置いた後には、第一次、第二次世界大戦が勃発します。

この戦争で焼け野原となったヨーロッパ各国に対して、マーシャルプランというヨーロッパの経済復興支援計画のために多額の資金を貸し付けます。しかも、その資金は全て返済義務がないという破格の条件でした。

こうして弱みを握られたヨーロッパ諸国と、アメリカの関係性は完全に逆転して戦後世界のリーダーの座へと躍り出たのでした。

ここまで解説したようにアメリカが世界の覇権を取ることができたのは、地理的な側面が非常に大きいです。北アメリカ大陸にもっと多くの国が存在し、領土を争いあっていたのならアメリカはアジアやカリブへと進出したり、ヨーロッパを助けるような余裕はなかったでしょう。

このように、アメリカがここまでの大国になれたのは地政学的にみると、島国であり他国からの攻撃を受けにくかったこと、第二次世界大戦の影響を受けなかったことが大きな要因ですね。

地政学に興味を持った方には下記の本がおすすめです。わかりやすい解説と図や絵が多く使われているため、感覚的に理解しやすくなっています。

-アメリカ, 世界の国々

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